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短艇訓練

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短艇

短艇とは、救命艇や連絡艇として使用される手漕ぎボートで、カッターボートとも呼ばれています。
漕ぐことを「橈漕」(とうそう)といいます。
進行方向となる艇首を「おもて」、艇尾を「とも」と呼びます。
漕ぐときに使用する道具をオールと呼ぶこともありますが、正しくは櫂(かい)と呼びます。
この櫂には、木製とFRP製の2種類あります。
漕ぐ立場になってみるとわかるのですが、FRP製の櫂だと幸運と思うでしょう。
なぜなら、木製は自重が約10キロと重く、水分を含むとさらに重くなるからです。

短艇のサイズ

海上自衛隊で使用している短艇は、全長9.0m、全幅2.45m、全高0.83m、総重量1,500kg。
水産・海洋学校などの海洋系教育機関でも、同じサイズの短艇が使用されています。
そのほか、市場では全長4.8m、7mという種類の短艇もあるそうです。
余談ですが、横須賀教育隊の短艇は、2000年に株式会社岡村造船所で製造されたものでした。

乗艇員数

通常の乗艇員数は漕ぎ手である漕手が12名、艇指揮者1名、艇長1名で運用します。
その他の乗艇員として、予備員が乗艇している場合もあります。
教育隊においては、班長が艇長を担っていました。

各漕手の呼び方

◯号艇◯番と呼びます。
番号の振り方は、次のとおりです。

艇首右舷:1番、3番、5番、7番、9番、11番、13番(予備員)
艇首左舷:2番、4番、6番、8番、10番、12番、14番(予備員)

短艇大会

2019年7月18日(木)、横須賀教育隊にて短艇大会が開催されました。
以前は保護者等も観覧できたそうですが、2018年から観覧は廃止されたようです。

大会は、午前中が自衛官候補生(男女)、一般曹候補生(女)の計測。
13時からは一般曹候補生(男)の計測が行われました。

実施方法は、3艇が同時にスタートして折り返しポイントをUターンし、ゴールしたタイムで競うという方法でした。
距離は地図から推測したところ片道500m、往復で1kmほどのコースです。
あるチームのタイムを手元のストップウォッチで測ってみると、往路4分14秒、復路4分44秒の往復8分58秒でした。

コース図
スタートポジションへ移動中
競技大会の様子

短艇訓練の動画

海上自衛隊公式チャンネルにて、短艇訓練の動画ありましたのでご紹介します。

1分42秒
Source:海上自衛隊
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